FIREまで遠くても、進んでいると言えるのか

FIREと働き方

FIREまでの距離を資産額だけで測ると、相場が下がった月や支出が増えた年は後退に見えます。しかし、FIREの目的が自由を増やすことなら、進捗は残高だけに現れるのでしょうか。

ゴールまでの割合が見せないもの

必要資産を5,000万円と仮定し、500万円なら10%。計算は明快です。ただしこれは説明のための仮定で、生活費や働き方を固定した一つの見方にすぎません。

固定費を下げても、数字上の資産は増えません。それでも必要額を下げ、収入が減ったときの耐久力を高めます。新しい技能や小さな収入源も、今日の残高には十分表れません。

進捗を三つに分ける

  • 資産:預金や運用資産が目的に沿って積み上がっているか
  • 家計:満足度を壊さず、必要支出を把握できているか
  • 選択肢:働く量や場所を変えられる余地が増えたか

三つすべてが毎月伸びる必要はありません。資産形成を休んで学び直す時期や、健康を守るために支出を増やす時期もあります。

焦らないことは、諦めることではない

目標を遠く感じるとき、計算を楽観的に変えるより、進捗の単位を小さくするほうが現実的です。生活防衛資金が何か月分になったか、断れなかった仕事を一つ減らせたか、毎月の不足を把握できたか。

FIREは到着するまで自由がゼロの計画ではありません。将来の完全な自由だけを待たず、今日の選択肢が増えているなら、それも進んでいる状態です。遠さを隠すのではなく、何が少し変わったかを測る。そのほうが、長い計画を現実の生活につなげられます。

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