評価額や配当は、いつ「使えるお金」になるのか

投資と資産

証券口座の評価額が増えても、日常で使えるお金が増えた感覚は薄いことがあります。一方、配当は現金で入るため、少額でも実感しやすい。では、どちらが本当に「使えるお金」なのでしょうか。

評価額は、売却前の価格

評価額は、その時点の価格で保有資産を計算した数字です。売却するまで利益は確定せず、価格は変動します。売却後も、口座区分や利益の状況によって税金や手数料を考える必要があります。

だから評価額を生活費と同じように数えるのは慎重であるべきです。しかし、使えない幻というわけでもありません。必要なら売却できる資産であり、将来の選択肢を支えます。

配当は現金でも、元手と無関係ではない

配当は受け取った時点で現金になります。ただし、企業が利益の一部を分配するもので、必ず続くとは限りません。配当を受け取ることと、資産全体が増えることは同じではありません。

目的別に名前を変える

同じお金でも、役割を分けると実感とのずれが減ります。

  • 今月の支払いに使う現金
  • 近い将来の支出に備える預金
  • 長期の選択肢を支える運用資産
  • 再投資する配当

FIREを考えるときは、資産総額だけでなく、必要な時期に必要な形へ変えられるかが重要です。下落時に生活費のための売却を迫られないよう、現金との配分も考えます。

「使える」とは、今すぐ使うことだけではありません。使わずに置くことで将来の選択を守るお金もあります。評価額と配当を比べるより、それぞれに何を任せるかを決めるほうが、数字を生活へ結びつけられます。

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